初めての相手は無愛想上司
帰りに食材を買い
あす、明後日分…二人分だ
小山課長のマンションに戻ると
風呂に入って来い、と言われた
もしかしたら…この後?と期待しちゃう
恋愛初心者だと、知っている
と、いうことは
初めてだと、理解しているはずだ
いろんな事を考えてしまう
「大丈夫か?」
『…あ、は、はい!あ、今、あがります』
考えといたせいで
早く上がろうと決めていたのに
遅くなってしまった
小山課長も入るだろうに、申し訳ない
急いで上がらなきゃ、と
お風呂場から出る
入れ替えで小山課長がお風呂に入る
濡れた髪を乾かしたいが
脱衣所には入れない
タオルを肩にかけ、
小山課長が上がるのを待っていた
すぐ上がるだろうと思っていたが
自分が思っている以上に
疲れていたみたいで
小山課長を待たずに、
ソファの上で寝てしまった