初めての相手は無愛想上司


「小夜」


食事が終わり、片付けをしていたら
後ろから抱きしめてきた


『もう少しで終わりますから…』


そう言っても全然離れてくれない
私は相変わらず『小山課長』と呼んでいる
だって、恥ずかしいもん


小山課長は一緒に暮らすようになってから、私を名前で呼ぶようになっていた
これがまた、甘い

呼ばれるたびに、身体が溶けてしまいそうになる



『小山課長、は、離れて、ください』


ピタリとくっついて離れない
それどころか、服の中へと手が入ってくる


手は泡だらけ
身体をクネクネして逃げるが
全く通用しない



『ひゃっ、もうっ!』


パチッと外され、胸元が緩む
もう少しで洗い物が終わるのに
待ってくれない小山課長に
つい怒ってしまう


それでも、御構い無しなのが小山課長だ
ちゅっ、とキスを落としながら
私の身体を弄り始めた
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