初めての相手は無愛想上司
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くるまで走ること、2時間
ここはどこだと思ってしまうくらい
見たことがないくらいのど田舎だ
昔、おばあちゃんと一緒に暮らしていた街も結構田舎だと思っていたが…
一軒、家がある
隣の家までは田んぼが連なっている
いったいここに何があるんだろう
そして、一軒の家の前に停まった
小山課長は車を降りた
私も降りて、小山課長に着いて行く
「こんにちは」
木枠の磨りガラスの引き戸の玄関
あまりにも古くてビックリする
中から声がし顔を出したのは
ほっかぶりをした年配のおばあさん
「あらら、遠いところ疲れただろ。ささ、入りなさい」
名前も名乗らず、家に入れてくれた
というのは、前にも来たことがあるということだろう