次元転送!?~王女様と不思議な出会い~
「サラ・・・?どうしたんだ?」
オリビアは、魔界(全ての魔物達を司る世界)での私の正式名称。
私が、世界を滅ぼすなんて・・・!!
私は、身分を隠すために変化魔法を唱えた。
「chj:」
「・・・いっ・・・!」
また、頭に痛みが走った。
「サラ・・・?お前、何だよ今の・・・。」
「魔法・・・だけど?」
レオは、大きなため息をついた。
「ほんっと、サラには謎なところが多すぎる・・・。」
「ごめんなさい・・・。私、この世界のこと、何も知らないみたい・・・。」
「別に、謝んなくてもいいよ。明日、色々案内するから。今日は休んでな」
「うん・・・。ありがとう」
私は、確信していたんだ。
ここは、私がいた世界とは全く別の世界であること。
私が、いつかこの世界を滅ぼしてしまうことも・・・。
レオ。私を助けてくれた男の子。
あの子は、一体どんな子なのかな。
・・・もっと知りたい。
私は、静かに目を閉じた。