ひとりかくれんぼ~ここから始まった悪夢

「んと。今週の土曜日。」

「え、今週の土曜日って、あと2日しかないけど。」

あ、そっか!

確か今日は木曜日。

ひとりかくれんぼまで、あと2日しかない!?

「なにも、まだ準備してないのに。」

「今日と、明日の放課後にでも調べるか。」

「そうだね。てか!樹って、頭の回転速いね!」

「サンキュ、」

あ、思い出した。

樹は、子供の頃から頭が良くて成績も優秀だった。

ん?待って。

「ねぇ樹。この間のテスト、あったでしょ?あれ、順位と点数いくつ?」

「確か、1位と485だった。」

よ、よんひゃくななじゅうごー!?

「ウソ、テストって、500点満点のテストだよ!?」

「だから、本当。こんな事でウソつく奴いないって。」

「こ、こんな事?」


すごい。

この人、すごすぎる。

「あなた、本当に人間?」

「当たり前だろ。」
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