ひとりかくれんぼ~ここから始まった悪夢

「そろそろ行くな。じゃ、」

あ!あたしも行かなきゃ!

遅刻しちゃう!



「はぁ、はぁ。やっと教室についた。」

以外に廊下って長いんだな~。

あたしが、運動不足っていう理由もあると思うけど。

すると背後で扉がガラッと開いた。


「おっはよー!」

入ってきたのはご機嫌の杏奈。

「杏奈、おはよ。」

「ん?どうしたの?息荒らくして。」

「ちょっと、ね。」

「あ!そういえば!土曜日、本当に大丈夫?」

「うん。親には、友達が泊まりに来るって言っといたから。あと、樹が放課後にかくれんぼの事調べようって、言ってたよ。」

「了解!」


「あとさ、かくれんぼって他にルールとかあるの?」


「ルール?あるよ。」

ひとまず、自分の席に座り杏奈と話しながら咲梨が来るのを待つ。



やっぱり、あるんだ。

まぁ。ルールが無かったら大変だしね。


「どういうルール?」


「んーとね。ひとりかくれんぼには、制限時間があるの。」


「制限時間??」

「そう。確か、1時間か、2時間でやめなきゃいけないんだって。」

1時間かぁ。








< 18 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop