ひとりかくれんぼ~ここから始まった悪夢
「そろそろ行くな。じゃ、」
あ!あたしも行かなきゃ!
遅刻しちゃう!
「はぁ、はぁ。やっと教室についた。」
以外に廊下って長いんだな~。
あたしが、運動不足っていう理由もあると思うけど。
すると背後で扉がガラッと開いた。
「おっはよー!」
入ってきたのはご機嫌の杏奈。
「杏奈、おはよ。」
「ん?どうしたの?息荒らくして。」
「ちょっと、ね。」
「あ!そういえば!土曜日、本当に大丈夫?」
「うん。親には、友達が泊まりに来るって言っといたから。あと、樹が放課後にかくれんぼの事調べようって、言ってたよ。」
「了解!」
「あとさ、かくれんぼって他にルールとかあるの?」
「ルール?あるよ。」
ひとまず、自分の席に座り杏奈と話しながら咲梨が来るのを待つ。
やっぱり、あるんだ。
まぁ。ルールが無かったら大変だしね。
「どういうルール?」
「んーとね。ひとりかくれんぼには、制限時間があるの。」
「制限時間??」
「そう。確か、1時間か、2時間でやめなきゃいけないんだって。」
1時間かぁ。