星空の下で



「な、んで……ここに……?」



今日は、あたしの親友と遊んでたんじゃ…?



「何が『別れよ』だよ。ざけんな!」



あたしの質問を無視して、浩也はもっと強くあたしを抱きしめた。



なんで、そんなこと言うの?



もう、期待させるようなこと、言わないで。



期待させるようなこと、しないでよ…。



「もうこれ以上、こんな思い、したくないんだよ…」



いつの間にか、あたしの頬には涙が流れていて。



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