星空の下で
アイツはあたしの誕生日なんか、覚えてないんだろうけど。
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もう別れよ、
今までありがと。
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シンプルな2文を打ち終えると、あたしはすぐに送信ボタンを押した。
早く押さないと、ずっと送信できないような気がしたから。
送信が完了すると、ずっと我慢していた涙が、一気に溢れ出てきた。
悔しくて、悲しくて、それ以上に苦しくて。
あたしは公園でひとり、声を押し殺して泣いた。