嘘ツキナ、恋ヲスル
その日から、本当に何もなかった様にいつもの火曜日の放課後を過ごした。
私は何度も陽菜に、
「本当にいいの?大地に本気だったって伝えなきゃ!この関係が壊れたって好きなのは好きなんでしょ?」
って言ったのに、陽菜は『この関係を壊したくない』の一点張りだった…。
最初はギクシャクしたものの、私達はすぐに戻通りになった。
鳴海を抜いては…。
鳴海は教室に残るクセにほとんど会話に参加しない。
何かあったのかな?
私は昂君と順調にお付き合いをしていた。
しているつもりだった…。