憑代の柩
 外を窺いながら、紅茶を飲む衛の横顔を見ながら笑うと、なんだ? という表情をする。

「貴方、探偵には向いてないですよね」

 何か言おうとする言葉を塞ぐように言った。

「ところで、行きたいところがあるんですけど」



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