嘘の恋愛進行中【完】
「慧くん…」
お迎えに来ました!
約束なんてしてないのに
「帰ろ?」
王子様スマイル
只今撒き散らし中です…
女子からの反感の声は聞こえてないことにしよう
聞いてたらキリがない
「うん」
私はまだ入りきってなかった教科書をカバンに詰め込んで
壁にもたれて
私を待ってくれていた望月慧の所に駆け足で向かった
私と望月慧のことを知っている真結は
口パクで『頑張って!』
と言ってくれた
けど、私達のことを知らない周りの女子の反応が
分かっていたけど物凄い
「お待たせ」
「じゃあ帰ろっか」
確かに
こんな笑顔を見せられたら
普通の女子なら、ひとたまりもないな笑