嘘の恋愛進行中【完】
バカみたい
頬を赤く染めちゃってさ
自分がどんな状況下にあるか
分かってるのかな?
「私からもいい?」
「あぁ」
「慧くんの好みを教えて」
「っ…///あっ…
亜樹…だけど?」
ふっ!
バッカみたい!
私が聞いたのは、女の好みじゃなくて
「ありがと。けど私が聞いたのはそっちじゃなくて、物とか…そっちの方」
全く気にしていないような素振りを見せながら
少し間違いを指摘する
「あっ…ごめん…///
つい亜樹のことばっかり考えてたから///」
この人
そうとう私に惚れ込んでるな
そうこなくっちゃ!
振りようがなくなっちゃう
「ふふっ。ありがと」
「お待たせいたしました。こちらイチゴのショートケーキとカフェオレ、コーヒーになります。
ごゆっくりどうぞ」
話がちょうど途切れたところで
店員さんが注文したのを持ってきてくれた