嘘の恋愛進行中【完】



バカみたい

頬を赤く染めちゃってさ


自分がどんな状況下にあるか
分かってるのかな?




「私からもいい?」


「あぁ」


「慧くんの好みを教えて」




「っ…///あっ…
亜樹…だけど?」



ふっ!

バッカみたい!

私が聞いたのは、女の好みじゃなくて



「ありがと。けど私が聞いたのはそっちじゃなくて、物とか…そっちの方」



全く気にしていないような素振りを見せながら


少し間違いを指摘する




「あっ…ごめん…///
つい亜樹のことばっかり考えてたから///」


この人





そうとう私に惚れ込んでるな



そうこなくっちゃ!

振りようがなくなっちゃう



「ふふっ。ありがと」









「お待たせいたしました。こちらイチゴのショートケーキとカフェオレ、コーヒーになります。
ごゆっくりどうぞ」



話がちょうど途切れたところで

店員さんが注文したのを持ってきてくれた








< 27 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop