嘘の恋愛進行中【完】
「ちょっ…///」
みるみる顔が赤くなるのが自分でも分かった
そんな顔を見られたくなくて
慌てて、手で顔を隠す
「可愛い〜」
口角を上げて
私を見下ろしてくる望月慧
前までの私だったら
嫌がってたんだろうけど
今は嬉しい気持ちのほうが大きい
「慧くん…///」
「何?」
「はっ…早くしないと、花火始まっちゃうよ⁈」
照れくさいのを隠すために
花火が始まるということをいいことに
私は望月慧の腕を引っ張った