嘘の恋愛進行中【完】
小さな丘になっている芝生の上に座る
「ずっと、分かってたんだww」
「それを分かっていた上で、俺は亜樹を本気にさせたいって思ってた。
亜樹が俺に本気じゃねーのは、俺に何かが足りないから
少しでも亜樹に振り向いてもらいたくて…
亜樹は知らねーと思うけど、結構必死だったんだぜ?」
と笑いながら話してくれる望月慧
「私も…この気持ちに気がついたのは、最近なんだけどね」
「おっ!花火が上がるぞ」
周りから聞こえた一言で
一斉にみんなが上を見上げる