嘘の恋愛進行中【完】
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速水さんが転校してきてから2週間が経とうとしている頃
なぜか私の周りに、女子が群がるようになった
前まではあんなに嫌っていたのに
「じゃあまた明日ね、鷹森さん」
こうして、クラスのほとんどの女子は教室からいなくなる
しかし男子の大群はなお、速水さんと話し続けている
毎日毎日
飽きないのかな?
って思うくらい
今日は望月慧は委員会があるとかで
帰りが遅くなると朝言われた
ちょうどいいし、図書室で勉強することに
私は図書室に向かうため、席を立とうとした
「鷹森さん、ちょっといいかな?」
見たことのない男子に声をかけられる
でも、こんなことはよくあること
私は男子に連れられて、人通りの少ない校舎裏に来た
ってことは告白か…
望月慧と付き合い始めてから、告白される回数はすごく減っていた
ときどきあったけど