嘘の恋愛進行中【完】
「鷹森さん」
グイッ
⁉︎
何が起こった?
一瞬のこと過ぎて、頭が追いつかない
腕は後ろで結ばれ
脚も縄か何かで縛られてしまった
怖すぎて声が出ない
「本当間近で見ると、綺麗だ」
いや…
どんどん男は私に手を伸ばしてくる
近づけないで…
そっと男の手が、私の頬に触れた
「綺麗だ」
男はさっきから、これしか言っていない
「下のほうはもっと綺麗なんだろうな」
そう言って私のブラウスに手をかける
ギュッと目を瞑った