嘘の恋愛進行中【完】
私をゆっくり地面に降ろしてくれる
「なんでここですんの?
家のほうが、最後まで出来たのに」
「っん…」
望月慧は私の頬に手を添える
ビクッと反応しちゃったけど
そのまま望月慧は続ける
さっきの感覚が戻ってくる
でも、あの男と望月慧は全くの別人
あの男とは違うんだ
どんどん深くなっていくキス
こんなキスは初めてで
息が続かなくなってしまう
息をしようと
口を開けると
望月慧の舌が侵入してくる
息が続かないと意思表示をするために
望月慧の背中をバンバン叩く
やっと望月慧は私からの離れてくれて
「もっと続きがやりたい」
といってきた
私にはその意味がよく理解出来た
「ゴメン」
そうとしか言いようがなかった
でも、望月慧のおかげで
あの男に触られた感覚は無くなった