嘘の恋愛進行中【完】
「それでは、売り上げ一番を目指して、頑張るぞー!」
委員長の声かけと同時に
回転した、コスプレ喫茶
しかも何故か指名制のもので
教室の前には、私たちのいつ撮ったか分からない
顔写真が飾られている
「亜樹ちゃん、指名入りました〜」
えっ!
自分の名前を呼ばれてドキッとした
「ごっ…ご注文は何になさいますか?」
「…///
コーヒー2つとチョコレートケーキ2つで」
「はい、かしこまりました」
ただ注文を取るだけなのに
それだけで緊張してしまう
「注文とってきたよ!」
厨房の近くにいた真結に報告
「おーー!
亜樹にしては頑張ったじゃん!」
ゴシゴシと頭を触られる
そのあとは休憩時間まで、何事もなく
仕事をこなしていった