嘘の恋愛進行中【完】



「お待たせ」



と出てきた望月慧の格好は

白のスーツ姿



ホスト喫茶をしているって言っていたから、当然の格好なのだが…



カッコ良すぎて、直視出来ません…



「どうした?俺の顔、しっかり見て」



なんて上から言うんだ


酷いにもほどがあるよ!




「…慧くんがカッコ良すぎて、見れないよ」



下を向いたまま、恥ずかしさを紛らわすために言う



「悪いな、関
抜けるぞ」


望月慧はそう言って


ギュッと私の手を握って、歩き出した







手を引かれている間もずっと下を向いたまま



ガラガラ


少しして、どこかの教室に辿り着いた




「座って」


椅子に座らされる



そして




チュッ














< 94 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop