Hell・God
更に荒れる寮
くぅ「へ?へ?」
ヨ「なに、どうしたの?」
くぅ「い、いや…ようこそ、って…ミラはヨシュア班に入るんスか?」
テ「てめぇが連れてきたせいでな」
くぅ「えっと、これはただ紹介しに来ただけで…」
阿「班の奴を普通に紹介するのはオッケーだ。寮まで連れてくるのは、寮に入るって意味なんだよ!そんなことも知らなかったのか…」
くぅ「えぇぇぇ!?」
阿「怒られるのオイラなんだぞ…また問題児増えた…」
ノ「というかなんでミラさんは断らなかったんですか」
ミ「ヨシュア班に入りたかったからだよ!」
ブ「ヨシュア、酒だ!酒持ってこい!」
ヨ「えー、自分で持ってきてよ…」
すごい賑わい。
人が来るだけで、こんなに歓迎されるのか、と思った。
よく見れば、ヨシュアたち以外の人々もいる。
班ごとに席に座っているようだ。僕らヨシュア班は、一番端の席。
目の前に、樽に入った酒をドンッと置かれた。
ブ「さ、お前も飲め。地獄じゃ未成年だろうが関係ねぇよ」
くぅ「…ありがとうッス!」
この時間を楽しもう。
僕は心から、そう思った。