Hell・God
いつもの昼ごはんだけど
ブ「…っと、こんなもんかな」
ブラッドは得意気に胸を張る。
ヨ「これを聞く限り、ティナはラファエルか、ルーカス、すぐ死んだフリッツの誰かだよね」
ブ「主人公っぽかったし、ラファエルじゃないか?」
テ「ラファエル…」
ティナは確かめるように名前を口にする。
くぅ「じゃあ今日から名前、ラファエルッスかね?」
ヨシュアは嫌そうな顔をした。
ヨ「えー、長いよめんどくさい。ティナでいいよ」
ブ「そーだそーだー!」
ブラッドも賛成。
テ「…ラファエルだ」
ヨ「ティナでしょ」
ブ「ティナだろ」
くぅ「…あはは」
ティナは文句ありげな表情だ。
カンカンカンカン――。カンカンカンカン――。
昼の鐘が鳴った。起きてからかなり時間がたったようだ。
ヨ「ノアたちも食堂にいるだろうし、もう行こっか」
くぅ「そスね!」