いつの間にか世界の敵になっていました【完結】
「これはこれは、私共の愚軍が失礼いたしました。」
「…………はぁ」
「客人に手荒な真似をするなど…………躾直しておきますね。」
「……はぁ」
「あぁ!私としたことが、御手首に掛けられた縄を外さなければなりませんね。細い手首に赤く跡が付いていらっしゃる羨ま……お可哀想に」
「いやあの、」
「今すぐに急務室へお連れ致します。直接御身に触れる無礼をお許しください。」
「え、だからあの…………うわっ!?」