いつの間にか世界の敵になっていました【完結】
地面に座った状態で、視線が低かった私。
いきなり襲われた浮遊感と共に、視線が今までにないくらい高くなる。
「何故に肩車ですか!?……フェスト卿?」
「私ごときの名前を記憶に留めてくださって光栄でございます。ですが私のことはどえぞ、穢らわしく醜い糞ブタ野郎とお呼びください。」
「あ、そうですか。穢らわしく醜い糞ブタ野郎さん、どうして肩ぐる…………………………えっ!?」
開いた口が塞がらないとはこのことだ。