短編集☆モテ男キス恐番外編
「‥いたっ」
奈未は公園のベンチに座っていた。
「奈未‥」
「っ!や、めて‥」
俺は後ろから抱きしめた。
「泣かしてごめんな‥」
奈未は泣いてた。
肩を震わせて。
俺のせいだ。
大事な人を泣かせるなんて男として最低だ。
「奈未、ごめん。話きいて?」
「‥やだ、聞きたくない」
「お願いだから。俺、奈未に嫌われたくない。奈未に誤解なんかされたくない。」
「‥」
「だから、きいて?」
「‥」
奈未は静かにちいさくだけど頷いてくれた。
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