素直になろう
「……」
「……」
あ…あれ?
なんで無言になってるの?
あれ?おかしいな、予想と違う。
私がそんなことを逡巡している間に、
生2つお待たせしましたー と店員の軽い声と共にドカッと大ジョッキが置かれる。
「……相手は?」
「…え?」
「だから、相手は誰なんだよ。お前の彼氏。同期か?それともお前の部署のやつ?先輩?後輩?それとも俺の知らないやつなわけ?」
えーと…
やっぱりおかしいな。
こんな風になる予定じゃなかったんだけどな。