恋することを知った恋

手首には数珠のようなアクセサリーをつけていて、胸元にはゴールドの華奢なネックレス、足首には派手目のミサンガが存在を主張している。

これに金髪で長身だから、本当に目立つ。

「バスケですか!いいですね~」

麻奈美はすっかり湧太先輩の隣までお邪魔していて、残されたあたしものんびりと麻奈美の方まで歩く。

「桐原どうした?」

あたしにそう、声をかけた。

黒瀬先輩。
< 174 / 400 >

この作品をシェア

pagetop