恋することを知った恋




「ただいまー」

「おかえり、早かったね」

「早く帰って来いって言ったのお母さんでしょ」

母親の言葉に笑って返事をしながら、午後3時に帰宅した。

あたしは部屋に入って着替えてから、仰向けでベッドに横になった。

たくさん歩いたし全力疾走もしたし、疲れた。

目を閉じてなんとなく身体を休める。

――正直、ちょっとかっこよかった。
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