恋することを知った恋
第2章
親友と先輩
翌日、月曜日の朝。
休日の翌日の学校って結構憂鬱だけど、今日はそんなに憂鬱じゃない。
何故なら昨日買ったピアスをしていけるから。
いつものように顔を洗って朝食を食べ、制服に着替えたあたしは、早速ピアスをつけて鏡に映った自分を見た。
耳元では三角形の“宝石”が艶やかな光沢を放っている。
こんなに小さなアクセサリーなのに、それだけで憂鬱な気分も吹き飛ぶく。
まるで魔法のアイテムのようで。
このピアスを付けたあたしはちょっと可愛くなってて、軽い足取りで家を出た。