恋することを知った恋

黒瀬先輩の瞳に、あたしが映って。

黒瀬先輩があたしの目の前にいること、そしてあたしが黒瀬先輩の目の前にいることを深く、伝えている。

そしてあたしの胸に届く、その言葉。




「桐原のこと、守りたいって思うようになった」




あたしの恋は、幕を閉じた。




「俺と、付き合ってください」




そして。


あたしの恋愛が、
今ここに幕を開けた――。


< 390 / 400 >

この作品をシェア

pagetop