恋文は君の血で…
恋文は君の血で…
──僕の彼女は、死人である。
「詠助くんっ!今日は何処に行こうか?」
彼女の名前は花。僕の初カノのでもあり、僕が産まれて初めて見た、ゾンビという生物である。
彼女と出会ったのは二週間前、鷹波道一丁目のバス停のすぐそばにある公園でだった。帽子を無くして困っている彼女を見て可哀想になり、僕が一緒に探してあげた事が出会いのキッカケだった。帽子はすぐ見つかって、彼女は何故か泣きながら喜んでいたのを、僕はよく覚えている。僕はその時の彼女の美しい泣き顔に、一瞬にして心を奪われた。そしてその場で告白。彼女は急な告白に笑顔で「こちらこそよろしくお願いしますっ」と言ってくれた。僕自身、こんなうまい話はない!っと思っていたら、まさにその通り、彼女は自分がゾンビであることをその場で僕に告白。今更断れるはずもなく………今にあたる。
「じゃぁ……映画でも見に行こうか?」
「ん?あ……あぁ、そうだねっ!」
花ちゃんは笑顔で僕の手をひいた。そして映画館の中へと引っ張っていった…………。
本当に彼女はゾンビなのだろうか………。聞けばグロテスクなものは嫌いらしいし、好物は血や人ではなく、オムライスらしい。もちろんホラー映画なんて大嫌い。なので映画はいつも恋愛もの。本当に彼女は…………。
「……詠助くん。私、本当にゾンビよ?だから今なら…別れてあげれる。もしかしたら自分が先に告白したからって断れなかったのかもしれないしね………。」
「………。」
確に……友達に黙っていてもいつかボロが出る。彼女がゾンビだなんて………言えやしない。彼女もあぁいってくれてるし………。
「……いや、僕は別れる気は全くないよ。」
「………なぁんだ、よかった♪」
それでも僕は、やっぱり彼女が好き。それに友達たちは僕より先に死ぬかもしれないが、ゾンビなら………ずっと僕のそばにいてくれる。
「詠助くんっ!今日は何処に行こうか?」
彼女の名前は花。僕の初カノのでもあり、僕が産まれて初めて見た、ゾンビという生物である。
彼女と出会ったのは二週間前、鷹波道一丁目のバス停のすぐそばにある公園でだった。帽子を無くして困っている彼女を見て可哀想になり、僕が一緒に探してあげた事が出会いのキッカケだった。帽子はすぐ見つかって、彼女は何故か泣きながら喜んでいたのを、僕はよく覚えている。僕はその時の彼女の美しい泣き顔に、一瞬にして心を奪われた。そしてその場で告白。彼女は急な告白に笑顔で「こちらこそよろしくお願いしますっ」と言ってくれた。僕自身、こんなうまい話はない!っと思っていたら、まさにその通り、彼女は自分がゾンビであることをその場で僕に告白。今更断れるはずもなく………今にあたる。
「じゃぁ……映画でも見に行こうか?」
「ん?あ……あぁ、そうだねっ!」
花ちゃんは笑顔で僕の手をひいた。そして映画館の中へと引っ張っていった…………。
本当に彼女はゾンビなのだろうか………。聞けばグロテスクなものは嫌いらしいし、好物は血や人ではなく、オムライスらしい。もちろんホラー映画なんて大嫌い。なので映画はいつも恋愛もの。本当に彼女は…………。
「……詠助くん。私、本当にゾンビよ?だから今なら…別れてあげれる。もしかしたら自分が先に告白したからって断れなかったのかもしれないしね………。」
「………。」
確に……友達に黙っていてもいつかボロが出る。彼女がゾンビだなんて………言えやしない。彼女もあぁいってくれてるし………。
「……いや、僕は別れる気は全くないよ。」
「………なぁんだ、よかった♪」
それでも僕は、やっぱり彼女が好き。それに友達たちは僕より先に死ぬかもしれないが、ゾンビなら………ずっと僕のそばにいてくれる。