貴公子VS御曹司✳︎彼女の心を掴むのは
ドアを開けて中に入ると携帯が鳴った。



そこには


ー蓮城 啓介ー


という名前が表示された。


「おじいさま?何かしら?」


「もしもし?おじいさま?美咲です。」


『おお〜美咲か?まずは取引成立おめでとう。」


「ありがとうございます、おじいさま。」

『それともう一つは…藤堂 龍之介という男を知っているか?」


「はい、もちろん。取引役も龍之介様でした。」


『そうか…。その男から婚約の申し込みが来た。』


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