貴公子VS御曹司✳︎彼女の心を掴むのは
私はそんな祖父が大好きだ。


引退の時も沢山の社員が涙を浮かべて見送った。

私はそんな祖父のようになりたいと、ずっと思っている。


「社長、社長、聞いていますか?」


「え?あ、あぁ、ごめんなさい。何かしら?」

遠藤に聞かれたことが聞き取れなかった。
やっぱり私はダメだなぁ。

「仕事を詰めすぎじゃないかと聞いているんです。こんなに詰めなくてもまだありますし…第1お身体が…」

「大丈夫。少しでもおじいさまに追いつきたいの。」


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