好きだと気づく30センチ
図書室の
校舎の最上階の端っこ。
生徒から忘れ去られたような場所に図書室はある。
昼休みはだいたい開いてて、パソコンも使えるから人は来るんだろうけど、放課後は火曜日と木曜日しか開いてないから人はほとんど来ない。
私にとっては好都合。
一階から四階を目指して階段を上る。
すれ違う生徒の数は上に行くほど少なくなって、少し息を切らして上がりきった四階は電気もついてないし人もいない。
鞄から借りてた小説を取り出して、図書室の扉を開ける。
その瞬間に広がる紙の匂い、独特の匂い。
受付の所にある箱の中に持っていた本を入れて、本棚の方へと向かう。
生徒から忘れ去られたような場所に図書室はある。
昼休みはだいたい開いてて、パソコンも使えるから人は来るんだろうけど、放課後は火曜日と木曜日しか開いてないから人はほとんど来ない。
私にとっては好都合。
一階から四階を目指して階段を上る。
すれ違う生徒の数は上に行くほど少なくなって、少し息を切らして上がりきった四階は電気もついてないし人もいない。
鞄から借りてた小説を取り出して、図書室の扉を開ける。
その瞬間に広がる紙の匂い、独特の匂い。
受付の所にある箱の中に持っていた本を入れて、本棚の方へと向かう。