俺様なあなたに恋をした
「ただいまー」
家に着くなりリビングに行くと、テレビを見て笑ってるカップルがいる。
それは、3つ上のお姉ちゃんとお姉ちゃんの彼氏の隼人さん。
「希、帰ってたんだ!お帰り」
「お帰り希ちゃん!」
「ただいま」
隼人さんと家族は仲がよくて、こうして家に来ている。
「そうだ!希、もう少しで夏休みでしょ?念願の彼氏は出来そう?」
お姉ちゃんはテレビから目線を私に向ける。
「それが出来ないよ!もう3日しかないのに!」
お姉ちゃんに助けを求めるかのようにお姉ちゃんに抱きつきながら言う。
「ははは!大丈夫だよ!希ちゃんならすぐに彼氏出来るよ!」
隼人さんは慰めるかのように言ってくれる。