廃想集 『カワセミ啼話』


曖昧な線で
曖昧なイメージで
曖昧な輪郭しか
描けない 僕の絵は

いつもなんだか
ぼんやりしていて


寂しくって
思い出す君の笑顔も
なんだか曖昧な日は

砕け散って
コナゴナなってしまえばいい、なんて思うんだ。




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