お前以外ありえないから。
そして靴を履き替えて昇降口をでるとある人影が目に入った。



「橘君?」



「杏理、お前傘は?」



うぅ…会ってすぐ痛いところついてくるな。



「鞄の中に折り畳み傘入ってるの!」



「それって本当?」



なぜか私に問い詰める橘君。



「本当本当!」



「杏理嘘つくの下手すぎだから」



「へっ?」



思わず間抜けな声が出てしまった。



ていうか私って嘘つくのそんなに下手なの?



てっきりばれてないと思ってたのに。

















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