お前以外ありえないから。
自分のことになると鈍感なくせに。



「あぁそうだよ」



「やっぱりな」



「杏理とあいつが2人で話してるの見るだけでむかつくし」



「お前それってもしかして嫉妬してるだろ?」



「多分な」



いや、多分なんかじゃない。



俺は君島ってやつに嫉妬してるんだ。



今一輝に言われて確信した。



「でもみた感じ君島って杏理ちゃんのこと好きっぽいよな?」



「そうだろ」






< 59 / 75 >

この作品をシェア

pagetop