お前以外ありえないから。
なぜか気になった私はまだそこにいることにした。



そしてしばらくの沈黙の後聞こえてきた声。



「俺あんたのことなんて1ミリも好きじゃないから無理。」



えっ、これが学園の王子様の断り方なの?



あまりにも酷すぎないですか?



これじゃあ告白した女の子だって可哀想でしょ。



「もう橘君なんて知らない!」



そう言って告白した女の子は扉を思いっきりあけて行ってしまった。


告白した女の子の目には涙が頬を伝っていた。



本当あんな振り方するなんて男として最低すぎる。



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