だから、俺にしとけよ。
申し訳なくなったけど、それでもみんな快く了承してくれる。
そしてここまで考えてきたことに対して、褒めてくれた。
「俺、カフェでバイトしてた時にしたことあるから任せて」
「入谷したことあんの?」
「えー本当にできるの?」
いろんな声が上がる中、入谷くんはニコニコして自信がありそう。
私も独学してちょこっとしたことあるけど、なかなか難しいんだよね。
本当なら助かる。
「じゃあメニューはこれで決定で、作り方は今から配るプリントに書いてあるから良かったら見といてね」
そう言ってからプリントを配る。
「相崎さんって頼りになるね」
クラスのあまり話したことない男の子に突然声をかけられて驚く。
けど、その言葉が嬉しくてすぐに笑みが零れる。