だから、俺にしとけよ。
歩美ちゃんは茶髪のボブが特徴で、顔はすごく整っている美人さん。
サバサバした性格で、男女問わず人気なんだ。
そんな歩美ちゃんが私と仲良くしてくれているなんて、ほんと夢みたい。
「えへへ~」
「いきなりどうしたの」
「歩美ちゃんがいてくれて良かったなぁって思って」
「伊都ってほんとかわいすぎるわ。
変な男がつかないようにしないと」
「どうゆうこと?」
「しっかりした人じゃないと認めないってこと」
聞き返しても意味はイマイチ分からなかった。
そうこうしているうちに、授業が始まるみたいで会話は中断した。
自己紹介でクラスメイトの顔と名前はだいたいは覚えた。
1回でもいいから全員とお話してみたいな。