LOVE GAME

GAME*01

「こんな所で何してるの?」

「ひっ!」







急に後ろから声をかけられびっくりした私はギギギと効果音を付けながら後ろを振り返る。

そこには私が探していた張本人がいる。

どどどどどどどどうしよう!

見つからないように隠れて探していたのに、見つかってしまった…!

私は何も答えず視線を彷徨わせていると目の前の彼は、

何も用が無いなら早く教室に戻りなよ、と言って立ち去ろうとする。

あ…い、行ってしまう…!彼を、どうにか引き止めないと。彼に近づかなければ…!







「…つ、付き合ってください!」






勢いよく立ち、何かを言わなければと思って出た言葉。

いや、私は何を口走っているんだ!

引きつった顔で今の言葉を無かった事にも出来ず、突っ立っていると彼は私をジッと見つめて、







「…うん。いいよ。」







一体何故こうなった⁉︎