たんぽぽ~愛するキミへ最後のメッセージ~
「龍ママ。
今ね、うち付き合ってる子が居るよ。
でも、わからない。
今の話を聞いてうちは本当に幸せに
なってていいのかなって思う。
でも、龍ちゃんが言ったんでしょ?
(由乃が幸せならいい)って
本当にりゅうちゃんは馬鹿だよ。
いつだって、由乃を置いてくの。
龍ママ??
由乃は幸せになっていいの??」
そう聞いたそしたら、
龍ママは
「なっていいんだよ。
龍騎は最後の最後まで
由乃ちゃんを想ってたから。
だってね??
息引き取る前まで
(由乃ーいま何してんのかなー。)
(由乃幸せかなー?)
(由乃に会いたい)
(由乃ー由乃ー)
って
毎日のように言ってた。
わたしが嫉妬しちゃうくらいだよ??
龍騎は由乃ちゃんが本気で
好きだったんだね。
愛してたんだね。」
そう、言ってくれた。
一番辛いのは龍ママなのに
龍騎のお母さんは
たったひとりなのに。
龍の代わりみたいに由乃に
つたえてくる。
でも、その声は涙声。
わかるよ。そのくらい。
龍ママ辛いのは龍ママだよね?
ごめんね。
そして、ありがとう。