たんぽぽ~愛するキミへ最後のメッセージ~

そんな、一日を過ごして放課後

りかに呼び出された。

「由乃うちにはなして?」

そう言われた途端初めてりかの前で泣いた

そんなうちにびっくりしたのか

りかは抱きしめてくれながら

「落ち着いたらはなして?
それまで、うちが抱きしめてるよ。」

って言ってくれたんだよね。


そして、5分後落ち着いた。

「どうした?なんかあったの??」

そうりかに言われて

昨日のことを全部話したんだ。

話終えるとりかは

「辛かったね。
ごめんね。気づいてあげれなくて。
友達失格だな。」


って優しく言ってくれたんだ。

でも、その後りかは真剣な顔をして

うちに問いかけた。


「由乃?水島はどうするの?
りゅうちゃんは由乃が幸せになって欲しい
そう願ってるんでしょ?
でも、今の由乃は迷ってる。
そうでしょ?」


ってだから、うちは言った


「ユウキの、事もちろん好きだよ?
でも、りゅうちゃんも好き。
わかんないよ。」

「今、頭に一番に思い浮かぶのは?

りゅうちゃん?
それとも、水島??」

そう聞かれて目を閉じる。

目を閉じて頭に一番に思い浮かぶ人

それは、やっぱり


りゅうちゃんだった。



「りゅうちゃん」


そう呟くとりかは、

「じゃあ水島とは別れるしかないね。

だって、今の由乃はずるいよ?

どっちも、想ってる。でも、うちは

水島の事本気で好きじゃない事が伝わる

前言ってたよね?

りゅうちゃんの事思い出すって。

だから、その時うち思った。

由乃は水島のこと友達の好きだなって。

だから、今聞くね?水島のことどう思う?

友達としての好き?

それとも、恋愛としての好き?」

そう言われてやっと気づいた。


うちは、今だってユウキと付き合っていた

時だってずっとずっと

りゅうちゃんの事が好きだったんだって。
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