たんぽぽ~愛するキミへ最後のメッセージ~
そんな中、



「ねぇ、由乃の好きな花はなに?」




って突然聞いてきたね。






だから、「たんぽぽ」










って答えたんだ。









そしたら、「うっそ!!俺も!!」







「やばい!一緒だ!!嬉しい!!」



って叫んでた




「えっ!?本当に?」







「まじまじ!なんか小さくて黄色で
綺麗なんだよね〜」







って。








「あっ!女々しいよな。
きもかった??」






そんな、きもいなんて思いもしてない。





だって、「たんぽぽ」好きな男の人





あまり、いないでしょ?




それに、おそろいがまた

一つ増えたんだもん。




おなじ、花が好きな事。




同じ日に先生に怒られた事。








そんな、些細なことでも、






嬉しかったんだ─────────。
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