たんぽぽ~愛するキミへ最後のメッセージ~
「由乃さ、うちらが知らないとでも思う?
あの頃から由乃の様子がおかしい事
笑わなくなった事、いつも外見てるか
遠くを見つめてるよね?
それは、なんで??
うちらには、言えない事?
言えない事なら無理に言わなくていいよ
でも、辛いなら辛いって言ってよ!!」
そう、そこまで言うと、ゆうは保健室から
飛び出した。
うちは、なんで1人で抱え込んでたんだろう
そう、思った。
ゆう、ごめんね。って呟くと
あっきーからは、
「ゆう、あぁ見てえ由乃の事
毎日見てるよ。うちらに、
(由乃今日もだね。いつ話してくれるかな)
そう、ずっと言ってたよ?
不器用なりに心配してるよ?」
そう、あっきーは言ってくれた。
「ごめん。」
うちは、泣き声の中その一言しか
言えなかった。
りかは、
無言。
だって、りかは知ってるから。
ゆのが話すまで黙っててくれたんだよね。
なんで、うちの事心配してくれるの?
その時はずっと思ってた。