たんぽぽ～愛するキミへ最後のメッセージ～

りゅうちゃんへ


あれから1年が経ちました。

最初は嘘であってほしい

そう、何度願ったことか…

りゅうちゃん？

最後の最後まで由乃を思っていてくれて

ありがとう。

最期の最期まで愛する人、それが

由乃で良かったかは、私はわかりません

ただね？

由乃は、龍ちゃんと同じです。

愛する人、それは

りゅうちゃんです。

りゅうちゃんと別れて

新しく好きな人が出来た時期もあったよ？

でもね、気持ちには嘘がつけないの。

何度、忘れたい

そう思ったけど。

夜になると、りゅうちゃんを思い出します

好きな人が出来てその人といる時も

頭の奥に

りゅうちゃんの存在がありました。

そして、やっと自分自身の事が

わかりました。


それは…

龍騎が好きだということ。

龍ちゃんを忘れた事が無いということ。

今でも、りゅうちゃんは

由乃の心に居ます。


名前を呼んで？
好きだと言ってよ。

前みたいにきつく抱きしめてよ。



そう願っても願っても…

りゅうちゃんは戻って来ない。

それが、どれだけ苦しいことか。

りゅうちゃんはわかってる？？

空から見ててくれているのなら


好きだと一言呟いてよ。


でもね？

由乃の首にりゅうちゃんの指輪が

ついています。


それだけで心が軽くなる。

そう、思ってもいいよね？