渚の恋愛論
カコ
私は自分が嫌いだった
いつからだろうか
それは一年前、高校一年の時にさかのぼる

入学式。
大きな制服を着て、緊張しながら門をくぐる
私は、引っ越したせいで誰ひとり友達がいなかった
でも、新しい生活
中学の時の私を知っている人は1人もいない
頑張ろう!
そう決めた

クラスは1組
高校でクラスがABCDではなく、1234とは意外だ
出席番号は18番
席に着く
周りを見渡す
なぜだろう。男子がみな同じ顔に見える
これは顔も覚えるの苦労するなと感じる次第だった
でも、知っている顔が一つもないということは私にとって優越の他なかった

女子の友達は声をかけるのが得意ではあるので何人かの友達ができた
いいスタートだ

中学では彼氏の一つもできなかった私
これからどんな高校生活がはじまるのだろう
彼氏。雲の上のような存在だ
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