姫野アリカの事件調書

初めましてのご挨拶でございます！

「初めまして！姫野アリカ！中学3年生でございます！実はわたくし姫野アリカは…」

じゃかじゃかじゃかじゃか……

じゃん！

「たんて…」
「アリカー」

「ちょっと！ふーちゃん！」

今私の自己紹介を邪魔したのはふーちゃんこと白風フミヤ！
私アリカの幼なじみです！
今ふーちゃんが私の家にいるのはなんと、家事を手伝ってくれるのです！
私のパパとママは海外出張がほとんどで家にいないのです
だから、家事などは私がやらないといけないのですが…
実は私姫野アリカは家事が全くできないんですよね～
だから、ふーちゃんが手伝いに来てくれてるのです！

「私の自己紹介の邪魔しないでよー！しかも今、大事なこと発表しようとしたとこなんだけど！」

「はぁー？手伝いに来てやってんだろー？ってか誰に自己紹介するんだよこの家には俺とお前しかいないだろ」

「まぁ、いいから！いいから！で、どーしたの？ふーちゃん」

「お前さぁ」

「えっ」

いきなりふーちゃんは私を抱きしめてきて…

「いい加減、ふーちゃんって呼ぶのやめろよ」

「え？なんで？」

「俺、男だよ？しかも、お前のことを好きな」

私は頭の中がいっぱいになって………/////