雨宿り
「着いたよ。」
「わあっ、綺麗!」
雨くんに引っ張られて連れて来られたのは紫陽花がたくさん咲いてる場所で
雨に濡れる紫陽花がすごい綺麗だった。
「でしょ?晴ってこういうの好きそうに、見えたから、その、、見て欲しかった。」
照れたようにいう雨くんに再び心臓がぎゅうと苦しくなる感覚に襲われる。
え?これって、わたし雨くんに恋してるとか?出会ってまだ2日なのに?
嘘でしょ?といろいろな感情が混ざるなか、雨くんはわたしの顔を覗き込んできた。
「晴?どうしたの?」
「嬉しい。雨くんありがとう。」
「おう。」