あいつじゃなくて俺を見ろ
始まりは彼の誤解

運命の出会い?

「美空〜、また見てる〜
 ストーカーじゃん」




そう私、橋田美空は今日も彼を眺めています



彼がカッコ良すぎて目がはなせないんです


それに、昨日から初めて同じクラスにやっとなれたのに見ないなんて損、したくないもん



だから、見とれてしまうのは



しょうがないと思うでしょ、みなさん









無造作にセットされたツヤのある髪




「おーい、美空?」



見つめられたらドキッとする大きな目



「美空?」



すっと伸びた綺麗な鼻



「ちょっと聞こえてる?」



触りたくなるようなちっちゃい唇



あー、何度みてもカッコい…



「美空!!」



















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